2025.11.16 海岸清掃&天草五和の朝食を楽しむ「タッチアマクサパラダイス」を実施されました

天草市の海に生息する野生イルカや海洋環境への配慮を目的とした取組として、令和7年11月16日(土)に、鬼池引坂松原海岸で「タッチアマクサパラダイス」が開催されました。
 
本イベントは、天草宝島観光協会五和支部と天草市イルカウォッチング事業者チームとの共催で行われ、100名を超える地域内外の方々が参加されました。
 
当日は、漁具やプラスチック製容器や発泡スチロール、空き缶、ペットボトルなど、海を漂流して流れ着いたものや投棄されたものなど、さまざまなごみを回収しました。これらの活動は、天草の海で暮らす野生イルカや、日々海と向き合う漁師の皆さんにとって、より安全で安心できる海の環境を守ることにつながることを目的に行っています。
 
また、ビーチクリーン終了後には、五和町で水揚げされた新鮮な魚介を使った朝食を、目の前に広がる美しい海を眺めながら、参加者全員で頂きました。海を守る行動のあとに、その海の恵みを味わうひとときは、自然とのつながりや天草の豊かさを改めて実感できる、心に残る時間となりました。
 

天草市イルカウォッチング事業者チーム(※1)では、令和6年7月1日より、イルカと人との共生の思想に基づき、環境に配慮したイルカウォッチングの取組みを開始し、令和7年4月11日から小学生以上の全ての乗船客に対して環境保護費の徴収を開始されています。

これらの負担金は、今回開催のビーチクリーンイベントやパトロール船の運航など天草市の海に生息する野生イルカや環境、乗船客の安心安全に配慮した取組に使われる予定です。

※1:「天草市イルカウォッチング事業者チーム」について
天草市五和町でイルカウォッチングを運営する事業者である天草海鮮蔵 、イルカウォッチング総合案内所(イルカクラブ、ドルフィンクルーズ、マリンワールド)、門口水産、丸健水産が、天草の海の資源を守り、環境・生業・観光を持続可能にする活動を行う
ことを目的に設立(令和6年3月)。主な取組み内容は、以下のとおり。
・お客様の安心・安全の確保
・漁師及び関係者の収益機会及び安心・安全の確保
・野生イルカが生息しやすい環境の確保