天草は大小120の島々からなり、3つの海、有明海・八代海・東シナ海に囲まれています。イルカたちの主な生息場所である、天草市五和町エリアでは、1990年代前半から観光事業としてのイルカウォッチングが始まりました。海の豊かさの象徴ともいえる野生のイルカたちとの出会いは、特別な体験であり、とくに天草では、その遭遇率の高さや群れの大きさに想像以上の衝撃を受ける方々が少なくありません。

天草イルカ調査室では、ここ天草を「イルカの聖地」であると考え、様々な取り組みを行っています。
世界的にも貴重な、人と野生イルカの共生が根付くこの海の価値を伝えていくことはもちろん、地方創生の重要な要素としての役割や、地球規模で差し迫った状況といわれる海洋環境の危機についても同様に向き合っていくべき課題です。さらに、調査や研究、教育プログラムの実施など、学びの場としての新たな可能性を引き出し、より多くの人たちが「天草のイルカに会いたい」と憧れる場所を目指しています。

「令和4年度 天草市 通詞島沖イルカ環境実態調査事業」実施報告書(リンク)
「令和5年度 天草市 通詞島沖イルカ環境実態調査事業」実施報告書(リンク)
天草イルカ調査室の活動内容を確認する(リンク)