2024.09.24 第1回 「イルカと人との共生」に向けた海の環境に配慮した勉強会を開催!

2024年9月13日(金)、二江地区コミュニティセンター視聴覚室にて、天草市が推進する「イルカと人との共生」に向けた海の環境に配慮した勉強会が開催されました。
同勉強会は、天草市イルカウォッチング事業者チーム(※1)が主催しているもので、今回が第1回目の開催となり、講師は帝京科学大学教授の篠原正典氏がつとめ、「鯨類のウォッチングでルールが求められる理由~具体的事例から~」のお話しをお聞きしました。
 
講演では、イルカやクジラなどの鯨類の特徴や、海外実施のウォッチングの事例、ルールの違いなどの紹介のほか、天草のイルカについて「必ず通詞島の周りに戻ってくるという一日の日周行動はとても不思議で、この土地がよっぽど彼らにとって大切なんだろうと感じる」という話しも。イルカと人との共生については、「日常生活の中で環境に対する意識を高め、行動につなげていくことが重要だと思う。」と篠原教授からアドバイスもありました。
今後、天草市でのイルカウォッチングの取組みについて、改めて考えさせられる機会になりました。
 
※1:「天草市イルカウォッチング事業者チーム」について
天草市五和町でイルカウォッチングを運営する事業者である天草海鮮蔵 、イルカウォッ
チング総合案内所(イルカクラブ、ドルフィンクルーズ、マリンワールド)、門口水産、丸健水産が、天草の海の資源を守り、環境・生業・観光を持続可能にする活動を行う
ことを目的に設立(令和6年3月)。主な取組み内容は、以下のとおり。
・お客様の安心・安全の確保
・漁師及び関係者の収益機会及び安心・安全の確保
・野生イルカが生息しやすい環境の確保